内定をもらったら就職活動期間の自分は忘れてキャラを作り替えろ

2018年12月9日

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理不尽なことに、就職活動期間中に求められる人物像と、入社後に求められる人物像は異なります。
あなたに内定を出すことに決めた人と、実際に一緒に働く人はまず違います。役員が好ましいと感じる人物と、上司や先輩が好ましいと感じる人物は全く違います。これを知っていればあなたの輝かしい社会人人生のスタートを切れるでしょう。



◆就職活動で求められるのはこんな人

・自分で考えて行動出来る人
・部活などグループを引っ張ってきた人
・自分の考えを持っている人
・個性的な人

◆実際の職場で求められるのはこんな人(新入社員)

・素直な人
・謙虚な人
・一生懸命な人
・馴染める人

何かを出来る人ではなく、何も分からないので教えてくださいという態度が現れた人が可愛がられます。
どんな輝かしい学生生活を送ってきた人でも、社会人の先輩からしたら何も知らない新入社員です。配属先の具体的な仕事は何も分からないはずです。
教えるということはとても労力が必要なことです。あなたがどれだけ頑張ろうとも、半年はパシリにもなりません。
それを自覚して入社日を迎えるか、さぁ活躍するぞ!と張り切って入社日を迎えるかで、先輩方のあなたを見る目は変わります。可愛がってもらった人が頭一つ抜きん出ます。

*これは私の失敗談です。優秀な新入社員になろうとしたあまりに可愛くないと思われ、結果として雑用始まりとなってしまいました。
後から自分の考え方の誤りに気づき、謙虚になろうとしましたが、第一印象を覆すことは本当に難しいです。

◆自己紹介は要注意

◇失敗例1

私の会社の社内報では毎年4月に新入社員の簡単な自己紹介が載り、配属先の先輩は必ずこれをチェックしています。
非常に多いのが「今まで○○で培った○○を活かして」「○○を通じて○○を見に着けてきました」という自己紹介です。就職活動期間中は必要な自己紹介ですが、先輩方は『学生意識が抜けていない子』とみなします。
「分からないことばかりですが何事にも一生懸命取り組んで仕事を覚えていけるように頑張ります」といった方が、謙虚で成長が望める新入社員という印象を与えます。



◇失敗例2

営業はに配属されたA君は常にポジティブで怖いもの知らずです。そこが面白いと評価されたのですが、配属先での自己紹介で「ここにいるみなさんを5年で抜けるように頑張ります」と言ってしまったのです。
そういうはっきりとしたキャラクターは就職活動期間中はウケがいいのですが、内定をもらったらそっとしまっておきましょう。彼は3年経っても「そろそろ俺なんか抜くころだろ?」といじられています。

理不尽に感じるかもしれません。しかし新入社員でいられるのは経った1年だけです。そこで有利に過ごせるようあなたの自信は少し隠しておきましょう。あなたの能力の高さは半年もすれば先輩が必ず分かってくれます。
配属されて私は歯を食いしばってがむしゃらに頑張りました。しかし、職場先輩に言われました。
「新入社員に仕事が出来ることなんて求めていない。明るく元気なこと、これだけ」。
社会人になって3年、5年と経ち、先輩の言っていたことの意味がよく分かります。
新入社員のみなさん、新しいことばかりで大変だと思いますが、明るく元気に社会人生活を送ってください。


Posted by 管理者KUN