10分でできる!理由もないイライラ・不安感・不眠から解放される簡単な習慣

2019年7月3日

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こんにちは!MEM(妻)です。
私はうつ病が悪化して会社を泣く泣く退社(仕事環境は良くないけれど働いてはいたかった…)。
会社を辞めて半年強でひどい症状はなくなったのですが、不安感や不眠からはなかなか解放されず、ちょっとしたことでイライラしてしまう自分が嫌でした。
ヨガやウォーキングなど、良いとされることは続けてきたのですが、効果はあまり実感できませんでした。そんな時に軽い気持ちで手にした本によって、うつ病が大きく改善しました。怪しい本ではないのでご安心を。

その本が『世界のエリートがやっている最高の休息法』です。
20万部以上売れ、テレビでも紹介されているのでご存知の方もいらっしゃると思います。

◆論文で納得、物語で読みやすい

私はヨガをしているのにも関わらずいつも体がこわばっていて、ひどいときにはコリが原因でひどい頭痛に悩まされていました(夫にマッサージをしてもらうと頭痛がなくなるのでコリが原因と判明)。
この本を手に取ったときは、端的に休息法が知りたいと立ち読みをしたのですが、「はじめに」の後に7つの休息法がイラスト付きでポンポンポンと載っています。あれ?じゃあ残り200ページは何が書いてあるんだ?と逆に興味を持ってしまいました(笑)。
本編は、研究に息詰まる大学院生と、瞑想を通してその悩みを解決する教授の物語になっています。小説のようでとても読みやすいです。精神医療の医学博士が書かれた本なので、筆者の思い込みなどは一切なく、論文で後付けられているので、非常に腹落ちします。瞑想というと精神的な、根拠のないような話のように思っていたのですが、脳科学で立証されているものだったのです。疑い深い私も素直に読み進めることができました。

◆主人公が読者の気持ちをそのままぶつけてくれる

主人公の女の子は私以上に、瞑想という得体のしれない非科学的なものに疑り深いです。疑り深いというより強い嫌悪感を抱き、拒否反応を示します。スティーブ・ジョブズも行っていた瞑想を「時間を持て余した金持ちの暇つぶしとしか思えない」と一蹴します(笑)。
だからこそ、彼女が「そんなの何の意味があるの?!」と不信感を露わにし、イライラしたりと、私の気持ちを代弁してくれます。

◆リラックス=休息ではない?

私はリラックスすること、体を休ませることが休息なのだと今まで思っていました。私たちが日ごろ肉体的疲労だと思っていたもののほとんどが脳の疲労なのだそうです。長期休みがあっても、一日家で過ごしても、疲れがとれないなぁと感じることはありませんか?
人の頭の中は雑念が浮かんでは繰り返し、脳は一日の半分以上を心さまようことに浪費しているそうです。確かに、お風呂に入っているとき・運転をしているとき、さらにはぼーっとしているつもりのときですら、常に頭の中は色々なことがめぐっていることに気付きました。
脳のエネルギー消費を軽減することで、本当の意味で休息になるのだそうです。

◆瞑想で脳を作り替えられる

瞑想すれば心が落ち着く、まあそうなんでしょうねーと私は初め思いました(笑)。しかし、瞑想はそんないい加減なものではなく、脳の構造そのものを作り替えてしまうのだそうです。脳の一部が変化したり、ストレスホルモンが分泌されにくくなるなど、科学的に証明されているそうです。
イライラしやすい私の脳が変わるの?!一気に惹きつけられました。どのように脳が変わっていくか詳細は本をご覧ください。

◆「今」に目を向ける難しさと効果

人は「今」ではなく過去や未来にばかり意識が向いているそうです。あのときあーしておけばよかったなぁとか、今日は夕飯何にしようかなーとか。意識してみると、恐ろしいくらい過去や未来のことばかり考えていまいます。
そして、「今」お風呂が気持ちいいとか、「今」キャベツがシャキシャキしているなとか、今感じていることがほとんどおざなりになってしまっているのです。今どうしようもない過去のことや未来のことに意識が向いていると、脳が疲弊してしまうのです。
「今」に意識を向け続けてみてください。すぐに違うことが頭に浮かんでくると思います。この頭に浮かんでくる余計なことの対処方法ももちろん記載されています。

◆起業にも活かせる

主人公の女性は、潰れかけてやる気のない社員ばかりのベーグル店の立て直しを行います。活気のないお店も、社員のやる気も、おいしくないベーグルも、瞑想の力で立て直しができるのです。なるほどと思うことばかり。企業を感が考えている方、スモールビジネスをされている方にもぜひ読んでいただきたい本です。

私は不眠がちだったのですが、瞑想をするようになってから寝つきがよくなりました。寝つきがよくなるだけで、体がかなり元気になりました。夜中に目が覚めてしまったあともう一度眠れなかったのですが、すぐまた眠れるようになりました。眠るコツをつかんだ感じです。忙しい日本人にとって脳を休ませることが何より大切なのではないでしょうか。

Posted by 管理者KUN