商人の国トルコでは騙されないように気を付けて

2018年12月9日

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トルコは親日国として有名ですが、忘れてはいけないのは、彼らのルーツはペルシャの商人であること。
言葉巧みに騙してくる人がかなりいるのでお気を付けください。
今回は私の経験をシェアさせていただきますので、初めて訪れる方は頭の片隅に入れておいていただければ幸いです。

◆スルタンアフメット・ジャーミィ付近で日本語で話しかけてくる人は要注意

イスタンブールに到着し、まず訪れることが多いのがスルタンアフメット・ジャーミィです。
そのため、まだあまりトルコのことを分かっていない人を騙そうとする人がたくさんいます。

日本に行ったことがあるとフレンドリーに話しかけてくる人は注意

日本が大好きなんだ、とフレンドリーに話しかけてくる人は、まず注意した方がいいです。
日本人は懐に入りやすく、嫌と言えないと考えて話しかけてくる人がほとんどです。
商売とは関係なしに話しかけてきた人はいませんでした。


ホテルを聞いて満室、もしくは工事中で現在は泊まれないなどと嘘をつかれる

翌日以降の予定とホテルを聞き、「ええ!そこは今泊まれないはずだよ!知り合いにコーディネーターがいるから確認してあげるね」などと言って、別のホテルを手配しようとしてきました。
また、ストライキで公共交通機関が止まるといってツアーを進めてくる人が何人もいました。まず、嘘だと考えてください。どうしても心配であれば、日本のツアーの人を見つけて聞いてみて下さい。

観光地に入れないと嘘をつかれる

ジャーミィやアヤソフィアに向かっていると、「今日は入場制限がかかっていて入れないよ!僕のツアーは予約しているから混ぜてあげるよ」などと話しかけてきます。
これも間違いなく嘘です。まずは訪れて自分の目で確認してください。



◆道を尋ねるときは、商売人でなさそうな人にして

通り道だから連れてってあげると言われ、そのままお店に連れ込まれる

地図を見ながらウロウロしていると、ご親切にも道を教えようとしてくれる人が現れます。
今まで他の国で、そういった親切な人には何度も会ったことがあったので、ついていってところ、「あ、このお店に少し用があって立ち寄っていいかい?変な人に話しかけられるから中に入ってて」と言われ、店に入った瞬間、絨毯を押し売りをしてきました。
日本人の奥さんと名乗る人が「私の夫はとても紳士なのよ」と言ってきたときは「どこがだ!」とイラッとしました・・・。


デモが始まるから危ない!と嘘をつかれる

「今からデモが始まるから道路を一時的に空けなければいけない。
5分で通り過ぎるから一旦近くのお店に入って」とまくしたてられ、店に押し込まれました。もちろん営業トークが始まり、10分経ってもデモはありませんでした。

◆子供だからって油断してはだめ

カッパドキアを回っていたとき7.8歳くらいの男の子に話しかけられました。
「僕の秘密の場所見せてあげるから来て!」と無邪気に手を引っ張ってくるのです。可愛いなぁとついていくと、「写真を撮ってあげる!」と一枚写真を撮ると、お金を要求してきたのです。
しかも、ドルか円でなければダメだと。
こんな小さい子まで人を騙してお金を取ることを学んでいるのかと思うと悲しくなりました。
かなりしつこく追いかけてきて、まるで私が悪いことをしたかのように喚くので、仕方なく全額ではありませんが渡しました。後味が悪かったです。

◆ちょっとした騙しは日常茶飯事

金額の小さなちょっとした騙しは、かなり頻繁に行われます。日本人は文句を言ってこないと思っているからです。
「アイスを1個買ってくれれば、もう1個はサービスするよ」と言われ、2個受け取ったら、2個分の金額を請求されました。
1個無料って言ったよっと言っても「君は2つ受け取っているんだから2つ分お金を払うのは当然だ」と平気で言ってきます。
金額にしては数百円です。しかし、なるべくならきちんと文句を言いましょう。向こうもネイティブではないので、片言で大丈夫です。
また、イスタンブールカードの返金をしてもらったとき、入金金額よりも少ない金額が返ってきました。
これも数百円ですが、絶対こちらは退かないぞという気持ちで文句を言ったら差額を払ってくれました。
高い買い物をするときではなくとも、お金が絡むときは注意をしてください。

一期一会の出会いを楽しむことは旅の醍醐味ですが、トルコはかなり注意が必要だと感じました。
インターネットで調べていると、被害情報がたくさん出てきます。
トルコは食べ物もおいしく、街歩きも楽しく、本当にいい国だと思いますので、騙されないように、いい思い出を持ち帰っていただければと思います。


Posted by 管理者KUN