スピーキングは瞬間英作文トレーニングで自主トレしよう

2018年12月9日

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私はTOEICスコア840あり、そこそこに英語を読めて聞けるのですが、全く話すことができませんでした。
本当に超簡単な中学生1年生英語ですら、口から出てこないのです。
Does she tall?のようにisとdoesがごちゃごちゃになったり、I have dogなど冠詞を忘れたり、I am scary なのかI am scared なのか分からなくなったり。問題で解くとしたら何も悩まないのに、口にしよう思うと頭がパニックを起こすのです。

◆日本人はスピーキングの練習をしたことがないに等しい

私たちは中学生、最近では小学生から英語を学び始めますが、リーディングとリスニングの練習しかほとんどしません。
先生の後にリピートをし、聞こえたものを書き取る、空欄に入る単語を入れる、の繰り返し。英作文もテストではあっても、口頭で話すことは、あまりありません。英語をリピートすることはあっても、話すという練習は皆無に等しいです。
ですので、日本人はTOEICでハイスコアを取っていても、話せない人が圧倒的に多いです。

◆英語は筋トレ

私は、英語は筋トレだと思っています。大人になってしまった今、聞き流しているだけで英語が話せるようになるということは決してありません。
同じことを繰り返し、英語脳をひたすら鍛える他ありません。ネイティブが実際に使う英語を呟くという方法もいいのですが、あくまでこれはインプット。
リピートではなく、日常生活の中で英語を呟くことが出来ればかなり筋トレになるのですが、リピートではストレッチくらいの効果しか期待出来ません。

◆自分で英作し、口に出す

自分の頭で考えて、口に出すことの練習はスクワットです。かなり頭が疲れますが、英語脳がかなり鍛えられます。
このとき、簡単な英文をより多く作ることが大切です。しかも、早く。ネイティブの人と話すとき、えーっと、えーっとと考えながら話していると、初めは親切にしてくれるかもしれませんが、相手も疲れてしまうので、あなたから去っていってしまうことでしょう。
自然と口からすらすら英語が出てくるまで、ひたすら繰り返します。暗記ではなく、「自然に」口から出てくるようにです。

◆慣れて来たら実況中継

簡単な英作文に慣れたら、自分の行動を自分で実況中継してみましょう。
「牛乳が飲みたくて冷蔵庫を探してみたが、切らしていた」「交差点を右に曲がったらマクドナルドがあった」など。
ただし、これはかなりハイレベルです。また、今はあえて日本語にしていますが、日本語を介することなく、状況をそのまま英語にするようにしましょう。翻訳の練習ではなく、英語を話すための訓練だからです。

◆まずは半年間、中学生英語の英作文を繰り返す

中学生の時の英語の教科書を引っ張り出して来るか、中学1年生用のテキストを用意してください。
そして日本語を見ながら、英作文をしていってください。スラスラ口から出るようになるまで、1冊のテキストを100回ほど繰り返してください。キツイですが、英語は筋トレです。頑張った分だけが力になります。

出来れば、もう1ステップ。日本語を1文ずつ、ポーズを入れながら録音してください。
そして、日本語を聞き、ポーズの間に英作して口に出す練習をしてください。ここで素早く英語が口から出てくるように鍛えます。テキストの使用だけですと、そうしても考え込んだりしてしまうためです。

英語の語順感覚や、冠詞に徹底的に慣れるようにします。慣れて来ると自然と英文が出てくるようになります。
そこまで来たら、まだ知らない単語を覚えて応用していきましょう。

1番お金のかからない方法をご紹介しましたが、1番簡単なのが、『瞬間英作文トレーニング』の本を使うことです。
簡単ですが、多角的に攻めた、いい例文が多数載っています。
また、日本語→ポーズ→英文のCDがついており、自分で録音する手間がかなり省けます。私はたくさん英文を作りたかったので、教科書ではなくこちらを活用しています。

オンライン英会話でのアウトプットもすごくいいのですが、それは練習試合のようなもの。英語の筋トレを毎日するようにしてこそ、オンライン英会話を楽しめるようになります。頑張りましょう!

Posted by 管理者KUN