【登山】テント泊でマダニを自力除去

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こんにちは!妻のMEMです。

私は登山初心者なので、いつも日帰り登山なのですが、一度だけテント泊をしたことがあります。その時にマダニに噛まれてしまいました。
登山の先生である男性と、女性の友人の3人の一泊二日登山のときでした。

◆致死率の高い「殺人ダニ」

私はそれまでマダニというものを知らなかったのですが、マダニは別名「殺人ダニ」とも呼ばれているそうです。
マダニが毒を持っている訳ではないのですが、マダニは色々な野生動物に食らいついているので、感染症をもたらすことが多いそうです。
有効な治療薬がなく、感染症にかかったときの致死率は日本で21%、韓国では46%に及びます。

◆肌を出していないはずなのに噛まれる

その日の私の服装は長袖Tシャツ・スカート・スパッツ・軍手と肌の露出はないはずでした。
しかし、山頂でテントを張るためにしゃがんでいるときに、背中部分の服がまくれあがっていたらしく、そこを噛まれてしまいました。
背中に痛みを感じ、友人に見てもらったところ、「虫がついてる!」と言われ、虫が苦手な私はパニックになって払おうとしましたがとれません。
友人に払ってもらってもとれません。先生に見てもらったところ、「マダニや…」ということでした。

◆下山できないので自力除去の判断

マダニは自力で除去すると牙が皮膚に残ってしまう恐れがあるので、病院で取ってもらうのが基本です。
しかし、出来る限り早く歯を抜かないと、感染症のリスクが上がってしまうということです。
その時はすでに15時。下山するのに6時間かかるので、その日の下山はもう無理でした。
一泊して朝早く下山を始めても、噛まれてから20時間くらい経ってしまいます。背中にマダニがくっついたまま眠ることもできないので、自力で除去をすることにしました。

◆マダニを除去するための手段

マダニは無理やり引っこ抜こうとすると、歯が皮膚の中に残ってしまうことがあります。
そうなると、その周辺の皮膚と肉を削り取ることになるそうです。

‘マダニの口にはギザギザの歯のついたハサミがあり、これが皮膚を切り裂く役割を果たす。
そのハサミの中央にはノコギリ状の歯があり、切り裂くと同時にこの歯がどんどん皮膚に食い込んでいくという二重構造になっている。’
マダニ

そのため、マダニに自ら口を話してもらおうと、山頂で飲もうと持ってきていたジャックダニエル(アルコール度数40度)をかけました。マダニの反応はありません。
次に火であぶってみることにしました。マダニの噛む力が増々強くなり、痛い痛いと叫びました。ついでに熱いです。

最終手段としてピンセットで引き抜くことにしました。マダニの歯は完全に食い込んでいて、マダニを引っ張ると私の皮膚が引っ張られたそうです。
マダニの体はちぎれたものの、頭はまだしっかりと食い込んでいたそうです。

ここまできたらやるしかないと無理やり引っこ抜いてもらいました。ピッケルで刺されたかのような痛みでした。歯と一緒に脂肪?もずるっと取れたそうです。。。

◆その後

消毒がなかったので、再びジャックダニエルをぶっかけ、翌朝急いで下山して近くの診療所へ駆け込みました。
お医者様に診てもらったところ「キレイに抜けてるねー。上手にやったねぇ。」ということでした。登山の師匠ありがとうございます!!!!
熱が出たらすぐに病院へ行くようにと言われましたが、熱が出ることもなく、今日まで元気に暮らしています。

三人ともパニックで、あまりに真剣で、写真を撮ることが全く頭にありませんでした。今思えば撮っておけばよかったなぁと思いますが、そのときはそれどころじゃありませんでした。
マダニがまた襲ってくるかも…と夜は眠れないし、下山中、私は感染症の恐怖しか頭にありませんでした。

登山の際は、しっかりとシャツをインして、肌が絶対に出ないようにしてください。首周りはタオルを巻いてください。
そして、下山後は、荷物にマダニがついていないか確認をしてください。

その時は普通のピンセットで対応しましたが、マダニ専用のピンセットも売っています。

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Posted by 管理者KUN