【奈良】6年暮らした私がお勧めするお金をかけずに一日楽しむ観光コース

2018年12月8日

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地点④:奈良公園

自由に過ごす鹿に興奮してみんな写真を撮っています。安心してください。これから先も飽きるくらいいます。そして鹿ではなく、まず足元を見てください。フンだらけです。ご注意ください。鹿せんべいをあげるときはさらにご注意ください。悲鳴をあげることになります。早くせんべいをあげないと、どつかれます。この小さいかわいい子にあげたいなぁと思っても、他の鹿が迫ってきます。鹿にどつかれたら服が鼻水だらけになります。私は鹿と触れ合うことを否定している訳ではありません。おじぎをする姿はとても可愛いですし、眠っている顔は本当に癒されます。ただ、奈良をいい思い出で終わらすために、ご注意くださいませ。

奈良公園

地点⑤:東大寺

奈良公園から地下道を通っていくと、10分ほどで東大寺です。修学旅行生と外国人観光客と鹿と鹿のフンでいっぱいです。
一瞬たじろいでしまいますが、どうか進んでください。どんと構える巨大な門が見えると思います。日本最大の山門、南大門です。奈良で一番好きなのがこの南大門です。どれだけ人がいても、何度でもここを訪れます。創建時の南大門は962年に被災し、今の姿は1203年に再建されたものです。漆が塗り替えられることもなく、色を失ったその姿はそれでもなお美しいです。その大きさ、精密に組み合わされた様にはため息が出ます。そして中には、かの有名な運慶・快慶の金剛力士像が立っています。意外にも、かなりの人がここを素通りしていきます。網が張ってありますし、暗くて見にくいですが、その迫力はなんたることか。まずは可能な限り近づき、まるで本物の布のような柔らかさを感じる衣類や、足の指の先まで精巧に彫られているのをじっくりと観察します。そして少し離れて、そこに浮かび上がっているような、今にも動き出しそうな金剛力士の姿を眺めます。何度見ても、ほぉとため息が漏れてしまいます。南大門をじっくり眺めたら、大仏殿へ向かって歩を進めます。そして右に逸れます。大仏殿は入場料がかかるので、スルーです。

南大門

地点⑥:二月堂

大仏殿へ向かって歩くと、右手に二月堂の案内板が見えますので、そちらに従って進んでください。一気に人が減り、とても静かになります。緑も美しく、とても穏やかな光景が広がります。10分ほど坂道を登っていくと、二月堂があります。二月堂はなんと無料で入ることが出来ます。ここから奈良を一望することが出来ます。ちょうど目の前に大仏殿があるのですが、ほぼ同じ高さなのが分かります。少し向きは違いますが、大仏様と同じ目線で奈良を望むことが出来るのです。人も少なく、親切にも椅子も設置されているのでゆっくりと過ごすことが出来ます。夏でも風が抜けてとても気持ちいいです。パワーチャージされたら左大仏殿道を下って戻りましょう。

二月堂

地点⑦:三条通

猿沢池まで元の道を戻りましょう。そして目の前にあるのが三条通です。奈良の目抜き通りとなっており、ほとんど歩行者天国です。お土産屋さん、お食事処から、コンビニ、ファミレス、薬局、地酒屋さんまであります。ぶらぶらとして気になるお店を見つけてみてください。お勧めのお店を2店だけご紹介します。

◆中川政七商店

今では全国の百貨店でも買えるようになった奈良の老舗中の老舗。
しかし、やはり品ぞろえがとてもいいです。伝統工法を守りながらも、現代風にアレンジしたデザインは女性にはたまらないです。
一泊二日で先日奈良を訪れたのですが、3回行ってしまいました。
奈良には大仏と鹿しかない、と思われた方は、ぜひここに立ち寄ってみてください。

◆ホテルフジタ奈良売店

本当にいいお土産を買いたい、という方はここで『柿寿賀』をお買い求めください。百貨店の物しか口にしない口うるさい祖母が絶賛したのが『柿寿賀』です。柿・ゆず・お砂糖だけで出来ており、防腐剤等は一切入っていません。これで一本1200円もするの?という
大きさですが、味が分かる人には大変喜ばれます。年越しに奈良へ毎年来られるという方がかなりみえますが、その方々は『柿寿賀』を1人10~20本くらい購入されています。名前もめでたいですし、おせちの箸休めにするそうです。類似品が出ていますが、
ホテルフジタで買えば間違いないです。

終点:JR奈良駅

お疲れさまでした。このコースを歩いていただければ、1万歩は確実に歩いています。
お土産を買い足りない場合は、JR奈良駅2階にお土産売り場がありますので、覗いてみてください。

JR奈良駅

吉野の本葛で有名な『天極堂』の出来立てくずもちで一服してもいいかもしれません。

いかがでしたでしょうか。観光代は一切かからずに奈良を楽しむコースをご紹介させていただきました。観光にお金がかからなかった分、美味しいものを食べたり、気に入ったお土産を買うことを楽しんでみてはいかがでしょうか。
奈良は一人で歩いていても気になりません。一人京都は出来ないのですが、奈良はたいてい一人で過ごしています。ぜひ気軽に訪れてみてください。

Posted by 管理者KUN