フィレンツェで革製品を見る時は要注意

2018年12月9日

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フィレンツェといえば革製品が安いことで有名ですよね。
中央市場の周りにはたくさんの革製品のお店があり、辺りが革の匂いでいっぱいです。私はここで嫌な目にあったので共有させていただきます。

◆安易にお店に入らないで

屋台で父と革ジャケットを見ていたところ、お店の人に声をかけられました。
今はまだ見ているだけだと言ったのですが、「他の店と比べてよかったら戻って来て」「地図が載っている名刺を渡すからちょっとお店へ着いて来て」と言われました。
お店は屋台のすぐ後ろだったので、名刺を受け取るだけとお店まで行くと、無理に店の中へ引き込まれてしまったのです。そこからは超マシンガントークで30分以上逃してもらえませんでした。


◆買わされそうになったのは屋台の10倍以上のジャケット

屋台で見ていたのは3万円程度の革ジャケットでした。
しかし、お店の人がマシンガントークをし、勝手に買うことにしていたのは何と40万円のジャケット。屋台のものは、人々の興味を引くためのただの囮だったのです。

◆断ると態度が豹変

そんな高いもの買えないと断ると、店員の態度が豹変。
「なんでこんな良いものを買わないんだ」「こんな良いものにこの価格を払えないっていうのか」と幕下立ててきたのです。
目は血走り、唾が顔にかかるほど近づき、執拗に怒鳴り続けて来るのです。日本人はあまり英語が得意でなく、断るのが苦手なことを知っているのでしょう。

◆ビデオカメラ壊れる。。。

何とかお店から出ようとすると、無理やり引っ張られ、ビデオカメラを落としてしまいました。
イタリア旅行用に購入したビデオカメラで、こちらが動揺していても御構いなし、ジャケットを買うように迫って来るのです。
お店を出てから分かったのですが、カメラは壊れてしまっていました。
保険で修理してはもらえたのですが、楽しみにしていたローマの撮影が出来ず、非常に悲しい思いをしました。警察に行くことは可能だったかもしれませんが、拙い英語の日本人では言い負かされてしまうでしょう。

軽い気持ちでジャケットを見ていたら、とんでもない目に遭ってしまいました。何とか買わずに逃げることは出来ましたが、とても嫌な気持ちになりました。断る自信がない方は、フィレンツェで革製品を見る時は重々ご注意ください。


Posted by 管理者KUN