アメリカ仕込みのプレゼンテーション 1番重要なのはアイコンタクト
プレゼンテーションを成功させるために重要なのは、会場の空気です。会場が白けた空気になってしまったらそのプレゼンテーションは失敗です。会場の空気はアイコンタクトで作ることが出来ます。
オーディエンスとプレゼンターの空気を合わせる
白けた空気はなぜ出来てしまうかというと、オーディエンスとプレゼンターの空気が合わないためです。オーディエンスは聞くだけ、プレゼンターは聞くだけ、という空気を出しているとそのプレゼンはどうしても盛り上がりません。よっぽど素敵な商談話でない限り、オーディエンスは聞くだけという姿勢です。ですので、プレゼンターがオーディエンスを引き込まなければなりません。
◆アイコンタクトでオーディエンスを引き込む
アイコンタクトを送られると、人はそちらが気になってしまうものです。自分という人間を意識して話してくれているのだと感じると、人は好意的に話を聞くようになります。
アイコンタクトをしたくても、こちらを見てくれない、という経験はありますよね。見渡すと手元の資料を見ている人がほとんど、あとはスライドを見ている人で、こちらを見ている人はあまりいません。しかし、目線というのは凄い力を持っています。見られているというのは分かるものです。繰り返し目線を送っていると、必ずこちらを見てくれるようになります。
◆プレゼンテーションの始め方
1.会場全体にゆっくり目線を送る
すぐに話し始めるのではなく、まず目線を送ってください。この間によって、「おや?」とこちらに注目してくれる人が出てきます。
2.大きな声で挨拶をする
挨拶の後はすぐに発表に入らず、また会場全体に目線を送りましょう。1.2.だけで、このプレゼンは何か違うぞ?と思わせることが出来ます。挨拶ははっきりと遠くに届かせるようにしてくださいね。
たったこれだけのことで、多くの人をこちらに引きこむことが出来ます。これでプレゼンを始める前の大切な土台である空気作りが出来ます。
◆アイコンタクトのコツ
小さな会場であれば左側・真ん中・右側の3分割、大きな会場であればさらに前後に分けて6分割し、すべてのブロックに視線を送るようにします。ブロックを意識しないと、同じところばかりに目線が行ってしまいがちです。自分の方は全く見ないな、と思われたらせっかく引き込んだオーディエンスがまたただの「聞き手」に戻ってしまいます。
アイコンタクトを送るときは、視線だけでなく、顔もやや角度を変えるのがコツです。手前の席の人に目線だけ送ると見下しているような威圧的な印象を与えてしまいます。手前の人にアイコンタクトを送るときは、顔や体もそちらにやや傾けるようにしましょう。あからさまにされると、向こうが引いてしまいますので、相手には分からないほどに「やや」です。
奥の方の人にアイコンタクトを確実に届けるには、さりげなく手を奥に伸ばしながら話すことです。あなたに伝えてますよ、と意識させるのです。ただし、大きな動きでしてしまうと、学校で急に先生に当てられたような気持になってしまうので、自然な動きでしてくださいね。
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