【書評】『フランス人は10着しか服を持たない』を真似したら、毎朝着替えるのが楽しくなった!

2020年4月28日

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こんにちは!妻のMEMです。

書店で見かけてずっと気になっていた本です。10着というのは、1シーズンで?トップスとボトムス両方合わせて?
おしゃれでもないのに、なぜかクローゼットに入りきらないくらいくらい洋服でいっぱいだった私は、10着の想像が出来ませんでした。
こちらの本は「こうすべき」が書いてあるのでなく、アメリカ人の著者がフランスへ留学した際の、ホームステイ先での経験が書いてあります。
読んでいると自然とフランスの家庭を想像してしまい、私もそんな生活をしたいと、居ても立っても居られなくなりました‼

◆服は2シーズンで10着だけ

まずは10着の疑問について。トップスとボトムス合わせて春夏で10着、秋冬で10着だそうです。ただし、アウターや下着などのインナー、靴下は含みません。少なすぎてびっくりしませんか?
私のクローゼットを見てみたら、スカートだけで22着、Tシャツ類は40着もありました。パンツ、ワンピース、セーター、カーディガンを合わせたら一体何着になるのか…数える気も失せました;
留学先の家では、男性も女性も、みな10着で過ごしているそうです。一体どんな10着なのか気になりませんか?

◆着るものはお気に入りのものだけ

本の著者は、留学先の奥様(マダム・シック)に、ある日「あなた、その服似合っていないわね」と言われたそうです。そんなこと友人にも言われたことがない著者はショックを受けますが、自分もその服を気に入っていないことに気付くのです。いただきもので、カシミヤの高級品であるから着ていただけだったのです。

私たちの時間は有限です。時が経つにつれて人間は必ず変化するものなので、大事にとっておいたとしても、今持っている服を何年か先も着れる訳ではありません。今しかない20歳、25歳、30歳…あまり気に入っていない服を着るなんてもったいないと思いませんか?

本を読んで私も早速クローゼットを見直したのですが、あまり気に入っていないものがたくさん出てきました;雑誌で見て素敵と思ったものや、マネキンが着ているのを見て可愛いと思ったものをつい買ってしまうものの、家で冷静になって着てみるとなんか似合わない…そんなことがよくあるんです。店員さんにお似合いですよ~と言われるとそんな気がしてしまうんです;恥ずかしい;

買ったからには似合わなくても手放すのは惜しいし、挙句の果てには「パジャマとして使えるから」と人前では着られないパジャマ予備軍が10着以上もあったのです。
あまり気に入っていない服がたくさんあるからこそ、お気に入りの服を着る機会が減ってしまう…そんなの勿体ないですよね。そして、あまり気に入っていない服のせいでクローゼットが圧迫され、お気に入りの服がしわになっているなんて残念過ぎます‼

◆着ない服でいっぱいなのは男性も

夫は「着る服がない」が口癖でした。
しかし、夫のクローゼット、ベッド下の引き出しの中をすべて出してみたら、パンツだけで15本、シャツ類は40着以上、スポーツウエアは50着もあったのです。通販で買ったけど似合わなかった、福袋に入っていたけど趣味が合わなかったなどで結婚してから1度も見たこともない服ばかりでした。
捨てるのは勿体ないとしまってありましたが着ないのであれば、とっておく意味なんて何もないですよね。

◆フランス人になる

2人で服の断捨離を行いました。捨てるのは心が引けたので、メルカリに1週間だけ出品して売れないものはまとめて中古服買取店に持っていきました。古服買取店へ持って行ったものは、すべて合わせてもガソリン代にもならないほどの金額でしたが、世界の誰かが着てくれるのであればよかったと思いましょう。
断捨離をした結果、私の春夏のワードローブはこうなりました。

 1.ワイドパンツ(カーキ)
 2.クロップドパンツ(白)
 3.ひざ丈スカート(花柄)
 4.ひざ丈スカート(レース)
 5.薄手のセーター(ピンク)
 6.長袖シャツ(水色)
 7.ブラウス(白)
 8.ブラウス(紺)
 9.ブラウス(ピンク)
 10.ジャケット
 11.ワンピース(水色)
 12.ワンピース(ピンク)

 +エキストラアイテム
  ショートパンツ、トレンチコート、Tシャツ

12着になってしまいましたが、どれも本当に好きな服ばかりです。
可愛いけど短すぎるスカート、シンプルで使いやすいけど好きではないシャツ、好きではないけど便利なジーパンたちとお別れするときは、あまり人に会わない日に着ればいいかなと大きな葛藤がありました。しかし今、クローゼットを開けるとお気に入りの服だけがきちんと掛かっています。それを見るだけで毎日とても嬉しい気持ちになります。
いざ手放すと、後から「あれやっぱり着たかった」「とっておけばよかった」という気持ちは全く湧いてきません。こんなことならもっと早く手放していればよかった!常におしゃれな自分(主観)でいると毎日が楽しくなります。主観、自分の気持ち、気分はとても大事です。
ぜひ試してみてください!

Posted by 管理者KUN