野菜は冷凍食品で摂取?!ヘルシーの概念が異なるアメリカ

2018年12月2日

アメリカ冷凍庫

アメリカの家庭で野菜を使った料理はあまり出てきません。メインのお肉料理があり、野菜は付け合わせとして出てくることが多いです。

ジャガイモも野菜という認識で、これは間違ってはいないのですが「うちの子は野菜好きなのよ。フライドポテトとか大好きで」と言われたときは、それは違うでしょ!と心の中で激しくツッコミを入れました。

でも付け合わせの野菜は、フライドポテトや、マーガリンのたっぷり入ったマッシュポテト、すりおろしたジャガイモを揚げたテイタートッツなど、ジャガイモを高カロリーにパワーアップさせたものが多いです。



マッシュポテトに入っているマーガリンの量は、ジャガイモ:マーガリンが3:1くらいじゃないかっていうほど入っているので、食べ過ぎにはご注意を。

付け合わせの野菜は基本的に冷凍食品です。上記のジャガイモ系以外にも人参やブロッコリー、カリフラワーがありますが、冷凍食品をチンしてそのままお皿に乗せるだけです。

インゲンもよく食べられますが、缶詰を温めたものです。

やわらかく歯ごたえがまったくありません。

1歳半の私の可愛い可愛い甥っ子は野菜が大好きで、採れたて新鮮な野菜をいつもポリポリと食べています。味も栄養も抜けたような野菜を食べて育つアメリカの子供が可哀想に感じます。

一度キャベツと豚肉の炒めものを作ったのですが、キャベツを噛むシャキシャキという音を聞いて、この家で初めて野菜を噛む音を聞いたなぁとしみじみ思ったものです。

アメリカは共働きが多く、労働時間も長いので付け合わせまで作っている時間がないのかもしれません。

野菜は付け合わせで少し取る程度が基本のため、野菜を使った料理はそれだけでヘルシーという認識のようです。

ズッキーニのすりおろしたものと、小麦粉、チーズをたっぷり混ぜたものを揚げた料理を奥さんが作った時「今日はヘルシーね」と言ったときは驚きました。日本人は揚げ物の時点でヘルシーとは思いません。

あとサラダ油はその名前のせいか、ヘルシーだと思っています。。。

日本とはヘルシーの感覚がまったく違うのだなと実感する日々です。


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Posted by 管理者KUN