アメリカ版リフォームの匠
特に見ようとしている訳ではないのですが、実家にいる時に何となくよく見ていたリフォームの匠。
これはリフォームと言うのか、もはや完全に別の家なのではと思わせる一級建築士の技術。一度見てしまうと、どう変わるのか気になって最後まで見ちゃってました。
アメリカにもリフォームの匠のような番組があります。
日本のリフォームの匠とは違い、今まで住んでいた家をリフォームするのではなく、親から継いだ家や、中古で買った家をリフォームします。使いづらい家に今まで我慢して住んでいたなんてアメリカ人にはあり得ませんから(笑)
日本のリフォームの匠とは違うのは、一級建築士がすべて設計するのではなく、建築士と依頼者が一緒になって設計をしていきます。そしてリフォームの作業も、ヘルメットと防塵マスクを着用して一緒に行います。
自分の家がどうなっていて、どうする必要があるのか、作業をしながら依頼者は確かめることができます。
女性でもハンマーやドリルを持って土まみれになりながらやっています。
ステイ先の家も中古住宅を改装中なのですが、建築作業の人と一緒に奥様は簡単な作業を手伝っています。キッチンの取っ手の取り付けや、タイル貼り、電球の取り付けなど、自分に出来ることを自分でやることで、中古住宅にも愛着が湧くようです。
家が喜んでいるわ、と奥様はよくおっしゃっています。
リフォームの匠で完成した家を依頼主様が初めて見るときは、本当に感動していらっしゃってこちらまで嬉しくなってしまうのですが、一緒に作り上げていくというのもいいなぁとこちらでテレビを見ながら思います。
また、日本は超新築主義で、古民家のリフォームが流行ってはいるものの、新しく家を建てたいという人が多いです。中古住宅は土地に価値があって、家にはほとんど価値がつかないといいます。
ステイ先の家は1925年に建てられたもので、歩くときに床がきしんだり、地下室が浸水したり問題もありますが、今では建てることが出来ないとても素敵なお家です。周りの家も、同じくらい古い家を丁寧に手入れして住まれています。
そのため、街並みが統一されていて、小さくとも本当に素敵な素敵な街です。
日本も、古い瓦屋根の家を今から建てるのは難しいと思いますので、大事にして
いけたらと心から願います
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