アメリカのレストランのチップ文化にようやく納得
アメリカに来るのであれば、切っても切り離せないのがチップです。日本はチップの文化がないので非常に煩わしく感じます。
レストランのチップの相場は20%です。ランチが大体1500円前後、そこに消費税8%がかかり、さらにそこからチップが20%です。最終的なお会計の時、結構いったなぁと毎回思います。
チップを受け取って働く仕事の人は、時給制の人より給料が安く設定されているといいますがが、それでも最低時給が1000円程度です。1テーブルに平均3人座っているとして、1時間あたり20テーブルが埋まり、3人のウエイター・ウエイトレスさんで対応していると仮定します。
平均チップ2ドル×3人×20テーブル÷3人≡1時間で1人40ドルを時給+αで稼いでいることになります。
こんな風に計算すると、自分だったら絶対チップ制の仕事をするなぁと思ってしまいます。
最初のうちは、なぜ特別にいい対応をしてもらう訳でもないのに、当たり前にチップを払わなきゃいけないんだろうと少しモヤモヤしていました。
しかし、段々と日本の接客よりレベルが高いことに気づくようになりました。
日本のようにマニュアル通りの対応ではなく、人として接してくれるのを感じます。
アメリカのレストランは水は無料です。飲み物を聞かれた時に、「ダイエット中だからお水で」というと、日本だと「はい」で終わりですが、アメリカだと「水はゼロカロリーだからね!」などと返してくれます。
アメリカはチーズ抜きでとか、肉はよく焼いてとか細かくオーダーが出来るのですが日本のように確認のために注文を繰り返されることはありません。きちんと把握してくれます。
付け合わせも多いところだと10種類くらいから選べたりします。
先日5人で食事をしたのですが、飲み物、メインディッシュ、付け合わせがすべて全員の席に正確に置かれました。日本で当たり前の「烏龍茶の方は?」なんて聞かれることは絶対にありません。
アメリカのウエイトレスさんはレベルが高いなぁとしみじみ思いました。
ちなみにチップも食事代と一緒にカードで払えます。
2人以上で食事をした場合、お会計をお願いするとまとめるか別々に支払うか聞かれます。別々でとお願いすれば、それぞれ分けてレシートを持ってきてくれます。誰が何を注文したか把握してくれているので、私が注文したのはチキンとアイスティー…なんてわざわざ言う必要はありません。
カードで払う場合は、レシートと一緒にカードを挟んでウエイトレスさんに渡します。
するとカードと会計処理用のレシートを一緒に返してくれます。
お店用控えのレシートにサインをします。チップを書く欄がキチンとあるので、チップと合計額を記入します。
するとチップ込みの値段でカードを処理してくれます。
テーブルの機械を使って自分でお会計処理する場合も、チップのページがキチンと設定されています。
昔、カードの場合のチップの払い方がよく分からなくて未記入だったとき、文句を言われた経験があります。
日本人はチップを払わないという話をたまに耳にしますが、チップは居酒屋のお通しのようなもので、レストランに入った時点でしっかり払いましょう。よくよく観察しているとウエイトレスさんのレベルの高さが分かって納得いくと思います。
それにしても、アメリカのレストランは水は無料だし、割り勘もしてくれるから、ヨーロッパと比べて気持ちがいいです!
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません