ホームステイ先で日本料理を披露するのは難しい
私は主婦で料理の腕にはそこそこ自信があったので、ホームステイ先で日本料理を披露しようと張り切っていました。
日本料理と言っても、お好み焼きや親子丼など簡単なものです。
メインの材料は現地で調達出来るはずなので、お好みソースやだし、かつお節などの調味料を一通り持ってきました。醤油、みりん、料理酒、ソース、これだけの液体を持ってくると荷物がめちゃめちゃ重くて大変でした。。。
はじめはお好み焼きを作りました。現地で手に入れる材料はキャベツと豚バラの薄切り肉だけです。
スーパーへ行くと、なんと塊肉しか売っていないのです。1番薄いのでトンカツ用の厚さです。
めっちゃ動揺しました。薄切り肉がないと計画していた色々なものが出来なくなったので。。。
とりあえず海老とイカを買って、海鮮お好み焼きへと変更しました。
しかし、今度は調理道具が普段使っているものとは違ったのです。
普段私が使っているのはフッ素加工のフライパンなのですが、ステイ先はステンレスのフライパンと鉄のスキレット。使い方がよく分からず焦がしてしまい、バラバラのお好み焼きになってしまいました。
ソースをかければもちろん味はお好み焼きなのですが、見た目が汚く
微妙な空気になってしまいました。。。
次に作ったのが親子丼です。これなら煮込むだけなので失敗がありません。
しかし、手に入る材料がやはりアメリカでは違うのです。
卵は旨味が全くなく、鶏肉はもも肉なのに硬いのです。お肉の違いについてはよかったらこちらの記事もご覧ください
同じ作り方をしても、日本とは材料が違うので同じ味にならないのです。
付け合わせに作った、ほうれん草とベーコンのバターソテーも、単純な料理なのですが、ほうれん草もベーコンもバターも日本とは違うので、同じ作り方をしても全然味が違うのです。
このソテーははっきり言ってまずかったのでご家族にはお出し出来ず、そっと自分で食べました。
奥様のレシピブックにすき焼きが載っていました。この写真を見てください。
明らかに日本のすき焼きとは違いますよね。お肉がどう見ても硬くて不味そうです。
私は他にもオムライスやトンカツを作ろうと調味料を持ってきていたのですが、ホストファミリーを喜ばせることは出来ないと諦めました。
こんな重い調味料を持ってくるくらいだったら、もっとお菓子など喜んでくれるものを持ってこればよかったと非常に後悔しています。
アメリカではお米も売っているし、大抵のものは手に入ります。しかし、どれも日本のものとは微妙に違います。
個人的には、ちょっと違う日本食を作るくらいなら、正当な日本のお土産を持って行った方がいいと感じました。
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