マクドナルドでも車いすに優しいアメリカ
アメリカに行くと車いすの人が多いことに気付くと思います。スーパーへ行くと、必ず電動車いすで買い物をしている人を見かけます。
電動車いすだけではなく、電動スクーターに乗っている人も多いのですが、アメリカのスーパーは通路が広いので買い物がしやすそうです。車いすで通路がふさがれてしまうと、車いすに乗っている人が遠慮してしまいそうですが、アメリカの大きなカートでもすれ違うことが出来るので気兼ねしなくて済みます。
町の人も車いすの人にとても優しいです。当たり前にドアを開けるのを手伝ったり、高い所のものをとってあげたりしています。
人件費はかかりますが、レジでは袋詰めもしてくれます。
アメリカには障害者法(ADA)という法律があり、公共の場で車いすでも利用できる出入り口やトイレの設置が義務付けられています。そのため、遊園地や駅などだけではなく、スーパーやレストラン、マクドナルドなどのファストフードでも必ず車いすの人が利用できるトイレになっています。
店の大小関わらずで、田舎のさびれたガソリンスタンドでも広いトイレになっていました。
日本で生活しているときには、障害者専用の駐車スペースがあるのは分かっていましたが、障害者の人も使えるトイレがないことには気づいてもいませんでした。
私は田舎にステイしているため、公共交通機関というものがないのですが、バスや電車なども車いすの方がとても利用しやすくなっているそうです。
アメリカで車いすの人を見かけるのが多いのは、単に人数が多いだけではなく、車いすの人がお出かけしやすいのではないのかなと思いました。
2010年に電動のスクーター式車いすを利用するアメリカ人の方が、新幹線の乗車を拒否されるという事件がありました。どれだけ説明しても、JRの職員は対応できないの一点張りだったそうです。その方は東京から京都への旅行を楽しみにしていましたが、諦めざるをえなかったそうです。
規則・ルールだからと口癖のように言う日本人なので、この事件が起きてしまったのは想像が出来ます。とても恥ずかしいことです。
その方は言いようのないほど嫌な気持ちになったと思います。
日本も、車いすをはじめとするハンディキャップのある方が普通に過ごせる国になってほしいと思います。
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