汚いの感覚が違いすぎて戸惑ったこと②
以前にも書きましたが、これはアメリカどうこうの話ではなく、人様の家で暮らすということは、向こうの基準に合わせなければいけないことがあるよというお話です。
先日ストームがぶつかり、三日三晩雨が降りつづけ、地下室が浸水してしまいました。浸水とは言っても足首まで水が来るというものではなく、じんわりと染み出て来た感じです。
地下室にあるものを移動させ、水分を拭き取るのですが、とても雑巾では追いつきません。そこで登場してきたのがバスマットやバスタオルなど、日常使っているタオル類です。
水分を吸ったタオル類を運ぶのにご主人からバケツをもらって来て、と頼まれました。用途を説明するとご主人が渡してくれたのは外に転がっていたバケツ。
土だらけな上、セメントを塗るときに使っていたようで、セメントとゴミが一緒に固まっていました。
これ素手で触るの嫌だなぁと思いながらも持っていくと、奥様は迷いなくバスタオル類をそのまま入れて行きます。
そしてそれを1階に運び、洗濯機へぶち込んだのです。私たちが普段使っている洗濯機です。
中をのぞくと、水は真っ黒でゴミが浮いています。見ていて気持ち悪くなりました。この洗濯機でまた明日から洗濯するの?汚い…気持ち悪い…。
こんなの洗わなくてもそのまま捨ててしまえばいいのに。
タオル類はかなりほつれてきていたので、このまま捨てるのだとばかり思っていました。
しかし、雑巾扱いされたそのタオル達は洗濯され、またバスタオルとして戻って来たのです。
いやいやいやいや!
めっちゃ汚かったやん!
足で拭いてたやん!
バケツまで汚かったやん!
ちなみに子供の泥だらけの靴も洗濯機で洗うのを別日に目撃しました。
汚いの感覚がやはり人によって違うのだなぁとしみじみ思いました。雑巾で拭いて絞って、というのを繰り返せばあんなにバスタオル投入しなくてよかったのにと思うのですが、住まわせていただいている身で口出しなど出来ません。
洗濯しない方がキレイなんじゃないかと思いながら、今も恐る恐る洗濯し、帰国してすべてを洗濯し直すのを心から楽しみにする日々を過ごしています。
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