【アメリカ短期留学】Ep.1 きっかけ
会社を離れるとき、私の気持ちは100%前向きなものではありませんでした。
会社員ではなくなるということに罪悪感がありました。夫の勧めで、自分のやりたかったことを振り返ってみたときに、中学生の頃からアメリカ留学へ憧れていたことを思い出しました。
大学へ入ったら留学をしようと思っていたものの、金銭面を考えると行動出来ませんでした。
結婚しているので私1人自由に決めることは出来ません。一カ月であれば家を空けてもいいと夫に言ってもらえました。
そこで一か八か、仕事で1度だけ会ったことのあるアメリカ人にメールをしてみたのです。一カ月ホームステイさせてもらえないかなと。
メールした相手は50過ぎのおじさんです。奥さんに何と説明できるのでしょう。
「この前日本へ出張した時に会った日本法人の子が、一カ月家に泊めてくれって言ってるんだけど」。
ツッコミどころがあり過ぎます。私が奥さんの立場だったら、日本で夫が遊んできたと思うでしょう。
しかし、ご夫婦のお子様がすでに独立していて部屋が空いているということで、ホームステイを受諾してくれたのです。
Welcomeの返事をいただいたときは、本当に興奮しました。
◆行動を起こすことが大切
日本人は、相手がどう思うかなどを気にしすぎて、なかなか行動に移せないところがあります。私は社会人になってから、「出る杭は打たれる」ということを身をもって学んだため、大人しくしていなければならないと、何か行動を起こすことに抵抗感を持つようになっていました。
一度しか会ったことのない相手に突拍子もないことを言うのは正直怖かったのですが、言うことにリスクはないと、トライしてみてよかったです。
私はアメリカ法人の人と会う機会のない部署にいたのですが、日ごろから上司に海外法人で働きたいと訴えていたおかげで、年に一度の合同会議のお手伝いに声をかけていただきました。
通訳もいるので、ほとんどの日本人はアメリカ人と話すのを避けていたのですが、私は拙い英語で彼と積極的に話すようにしました。
その時、自分の英語は未熟だけれども、毎日勉強をしていつか海外で働きたいという話をしたところ、英文を書く練習でメールをするようになりました。
私は英語が堪能な方ではありませんでしたが、上司に気持ちを伝えたり、臆せずアメリカ人にも話しかけたりしたことで、海外法人で働く希望は叶いませんでしたが、今回アメリカ短期ホームステイをするという機会を得ることが出来ました。
会社にいると周りの目が気になりますし、気にしなければなりません。英語出来るんでしょ、といじられたり、嫌味を言われることもありました。しかし、自分の思いを隠して実現することはありません。
一歩、踏み出してよかったと思います。
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