カントリーロードと可愛い動物たちとピザ
私がステイするインディアナ州の田舎町は緑がいっぱいです。小さな道路にも広いお庭にも綺麗な緑が輝いており、また町全体が川と木々でぐるっと囲われています。
そんな田舎町には野生動物もたくさんいます。晴れている日に外に出れば
お庭や道路をリスが走り回っています。
数年前、リスに直接エサがあげられると聞いて岐阜県の金華山リス園へウキウキと行ったのですが、そこにいたのはタイワンリス。黒くて大きくて、まるでラットのようで私にはあまり可愛いと感じず、ショックを受けた思い出があります。
しかし、ここにいるのはアメリカアカリス。丸っこくて目の周りが白くなっており可愛いです。
リスが走り回る光景はとても癒されます。あとは私はまだ見たことがないのですが、鹿とウサギもよく目撃されるようです。
先日町の議会を見学させてもらったのですが、最初の議題がAnimal controlでした。最近ウサギが増えていることに対して狩猟許可を出すかどうかでした。
え?!ウサギ撃っちゃうの??野生のウサギ楽しみにしてたのに!餌あげようと思ってたのに!
調べてみたらカナダやニュージーランドなど、ウサギを害獣指定している国は多いそうです。スウェーデンではウサギの死体を暖房用の燃料にしているそうです。。。
可愛い動物に対しては、どうしても可哀想という感情を抱いてしまいますが、農業をやっている人からしたら穴を空けられるのは大きな問題なのでしょう。
私も実家の畑でサラダホウレンソウの種200粒をピンセットでひとつひとつ巻いたものを、猫が穴を掘って壊滅させられた泣きそうな思い出があります。
町を出るとすぐにカントリーロードが目の前に続きます。真っ直ぐにどこまでも続く道路と、遠く広がる畑、たまに見かける馬や牛やヤギたち。
あの名曲カントリーロードが流れてきそうじゃないですか?
そんなことはありません。アメリカは広大な敷地の割には道路が多くありません。田舎では町と町を繋ぐ道路は一本だけです。そのため、結構車通りはあるのです。
しかも、田舎の車はごっつい乗用車か農業用トラック、アクション映画で見るようなどデカイトレーラー。エコカーなんていやしません。
そのため、ゴォォォォーとすごい音が鳴り響いています。
そして道路にはちょこちょこ動物のご遺体が転がっています。多いのはアライグマで、あとはスカンクや大きなイタチのようなものなど。
寒くなって来ると冬支度のために動物の活動が活発になり、轢かれてしまう動物も増えていくそうです。これを street pizzaと呼ぶらしいです。動物の遺体を潰れたピザに例えているそう…アメリカンジョーク笑えない。。。
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